「WordPressをカスタマイズしていたら表示がおかしくなって元に戻らなくなった!」
「”第三者からハッキングされている可能性がある”という警告がきた!」
「間違って記事を完全削除してしまった!」
WordPressでサイトを運営していると予期しないトラブルに見舞われることがあります。
そんな時にバックアップをしっかり取っていれば安心!
バックアップからサイトを元通りに復元することができます。
それではさっそく、バックアップからWordPressを復元することにしてみましょう。
バックアップデータのダウンロード・解凍
サイドメニューの「BackWPup」から「バックアップ」をクリックすると、一覧画面が表示されます。
復元したいファイルにカーソルを合わせ「ダウンロード」を選択すると、バックアップの圧縮データがダウンロードされます。
ダウンロードが完了したら、バックアップの圧縮データを解凍してください。
圧縮データがZIP形式の場合、ZIPフォルダーを右クリックし「すべて展開」>「展開」とクリックすることで解凍できます。
解凍したデータをサーバーへアップロード
次に、解凍したバックアップデータをFTPソフトを使ってサーバーへアップロードします。
ここではFTPソフトをFileZilla、サーバーをXserverを使用した場合で説明します。
まずFileZillaを起動し、レンタルサーバーにログインします。
ホスト名とユーザー名、パスワードはXserverの場合、”■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ”というタイトルのメールの中にFTP情報が入っているので、そちらをご確認ください。
ホスト名、ユーザー名、パスワードを入力し「クイック接続」ボタンを押すとサーバーへ接続されますので、復旧させたいフォルダーにSQLファイル以外をアップロードしてください。
すると「対象のファイルは既に存在しています」のメッセージが出ますので、上書きを選択してアップロードを継続してください。
不具合の原因がWordPressのフォルダやファイル類の場合、この手順で復旧できますので、アップロードが完了したら、サイトが復旧したかどうかを確認してみてください。
復旧しなかった場合はデータベースの不具合が考えられますので、次のデータベースの復元へすすみます。
データベースの復元
Xserverのサーバーパネルへログイン
Xserverのサーバーパネルとは、メールアカウントの作成・ドメイン設定の追加などサーバに関する設定を行うための管理システムです。
ログイン情報は、先ほどのFTP情報と同じく”■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ”というタイトルのメールに入っていますので、そちらをご確認ください。
phpMyAdminへログイン
Xserverのサーバーパネルへログインすると「phpMyAdmin」という項目がありますので、ここをクリックします。
するとユーザー名とパスワードを聞いてきます。
ユーザー名とパスワードは、さきほど解凍したバックアップデータの「wp-config.php」の中に記載されています。
phpMyAdminでデータベースをインポート
phpMyAdminにログインしたら、次の手順を実行してください。
- 復元したいデータベースを選択
- 「インポート」を選択
- 解凍したバックアップの中からsqlファイルを選択
- ファイルの文字セットを「utf-8」に設定
- フォーマットを「SQL」に設定
- エンコーディングへの変換は「なし」にチェック
- 実行ボタンをクリック
これでWordPressの復元作業は完了です!
最後に、サイトが元通りに復元されているかどうかをチェックしてみてください。